このレビューはネタバレを含みます▼
ひぐちアサさんの描写って、普段から人のコンプレックスをよく見てて嫌んなるなあって思います。この人って、単純じゃなくて複雑で、いつも何かしてないと、いろいろ考え過ぎて苦しんじゃないの、だから漫画描いてんじゃないの、って思います。『おおきく振りかぶって』のひぐちアサさんと、『ハコヅメ』の泰三子さんって何か似てんですよね。人に褒められたいんだろうな、って思いますね。
作品の話に戻りますけど、正直言ってヤエが死んでめちゃめちゃスッキリしましたね。ずっと目障りだったんで。何でこんなに協調性無いかな、ってずっとイライラしたし、死にたいんならさっさと一人で死ねよ、善人巻きこんでんじゃねーよって、読みはじめから思ってたんでスッキリしましたね。
これ以外に物語のラストのオチも無いですしね。
アルコール依存、薬物依存、DV、共依存、暗い方に依存したら、なかなか抜け出せないですからね。結構たくさん普通に居るけど。でも、自死しようが自傷しようが、本人の自由だし。結構周りに居るけど、自死するような人に良くしてもらったことってハッキリいってこれまで無いので、どうでもいいというか、話のネタにして終わり、ですね。
自分を大事にして毎日生きてくだけで皆いっぱいいっぱいだと思うんですけどね。