極道は孤独な鬼を夜に喰う
」のレビュー

極道は孤独な鬼を夜に喰う

健気同士で救われた

ネタバレ
2024年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 足抜けしたいヤクザが課されたのは、滅多なことでは死なない鬼を処分すること。予想ではもっと怖くて酷い感じがあるのかな〜?と思ったら、思いの外純愛で萌えました。なんといっても始めは感情が微塵もなかった鬼の九十九が、高遠にどんどん懐いて可愛くなっていくところが堪りません。高遠のところに来るまでは酷い扱いを受けていた九十九が、美味しいものを食べ感動しフカフカお布団で寝れる事に安心し…高遠を慕って無意識に愛していくことが、ゆくゆくハッピーエンドに繋がるとは。お天道様の下を堂々と歩くため極道から足を洗いたい高遠だけど、最後に出された条件が1人の命を奪うこと…そのつもりで九十九を連れ帰ったのに、一緒に暮らしていくうちに情が生まれ、気づけば愛に…。高遠もかなりの一途な人だと思います。だから舎弟にもあんなに慕われちゃったのね…と。罪な男よ。そんな高遠を毎回助けてくれた旧友の薬研が良い仕事してて、彼とのやりとりも面白く好きです。オマケ漫画でイチャつく2人を突っ込んでる薬研ナイス。いつまでもこの関係性続いてほしい。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!