姉に恋人を奪われ使用人と結婚させられたけど、幸せを手に入れたのは私でした【完全版】
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姉に恋人を奪われ使用人と結婚させられたけど、幸せを手に入れたのは私でした【完全版】

天宮夕奈/堀越有紗

最後がモヤモヤする

ネタバレ
2024年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの育ての親の公爵一家が最後に可哀想に思えて、ヒロインが最後に幸せになるのを心から応援出来ないモヤモヤ感。ヒロインは実は他国での侵略から逃れてきた聖女の娘ですが、母親である聖女が亡くなる前に、逃れた先の国の公爵に魔法をかけて記憶を改ざんし、公爵の私生児と思わせて公爵家で育てさせます。公爵一家は改ざんされた記憶により、ヒロインが公爵が外で作った婚外子と思っているので、公爵夫人も実の娘もヒロインを恨み節で見ていて虐げています。でも、仕方なくないですか?改ざんと知らないんだから、公爵夫人からしたら夫の不貞の証と毎日顔合わせないといけないなんて、何の拷問だよ?と。亡くなってるけど、聖女、あんたそれでも聖女かよ?と、モヤります。最後は公爵一家はヒロインを殺す目的でやってきた一派に家に火を放たれ、全員亡くなるって・・・。聖女に人生狂わされた一家やん。せめて、聖女が正直に話して公爵が親切心でヒロインを孤児として引き取って育てたものの、真相を夫人にも娘にも話せないまま事故死、真相知らない夫人と実の娘が孤児だからと虐げる、とかなら、まだモヤることなくヒロインに感情移入出来たかも。
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