セカンド・ラブ
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セカンド・ラブ

可南さらさ/陵クミコ

切なくてハンカチ握りしめて読んだ

ネタバレ
2024年4月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっとコテコテのすれ違いもので、古くさいかな!?なんて読む前は思いましたけど、とても読みやすい文章でスルスル〜と読了しました。攻めが遊び人という情報が先行しすぎで、すっかり攻めのこと信用出来なくなってしまって、他にも女がいるんだ…受けは捨てられちゃうんだ…とか思ってましたけど、騙されました。攻めも本命にはなかなか愛の言葉を告げられない、シャイなタイプだったみたい。それに嫉妬されて少し優越感も感じてたんだね。別れるとか言われた時にもちゃんと誤解を解いておけばよかったのに。受け目線だと攻めがいついなくなってしまうんだろう…って不安でたまりませんでした。攻めとは攻めが気が向いたとき楽しくやればいいじゃないか、とか、自分の気持ちをコントロールして、のめり込まないようにしなくちゃ、と必死になってる受け健気すぎてつらかった。そして、とんでもなくかわいかった…攻め以外とも寝てみたい発言で攻め怒らせたシーンもとても興奮した…なんだかんだで受けのヒステリーや不機嫌には慣れてて、怒ったりしない攻めが怒るとあーなるんだ…と、胸ときめいてしまった。ラストには攻め視点もあってとてもよかったです。贅沢言うなら寮で一緒に暮らしていた頃のエピソードもほしいよね。どんな感じで一緒に暮らしていたんだ。攻めはハイスピードで受けに惚れていったのか、出会ってすぐはあちこちつまみ食いしながらも、最後には戻ってきちゃうみたいな感じだったのかとか、いろいろ妄想しちゃう。
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