明治従属タングステン
」のレビュー

明治従属タングステン

たつもとみお

続編あった!嬉しい!!

ネタバレ
2024年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作上下巻がとても好きでしょっちゅう読み返していました。綺麗に終わっていたから続編が来るとは考えてもいなかったので、すごく嬉しいです。描かれなかった中原と亮二の過去編。中原はこの話を読むと情の篤い男だとわかり、イメージが変わりました。庇護下の愛した男を自分の手で羽ばたかせてやれることの大切さを知っていて、亮二にもそれを伝えていたのですね。

一方のエドにも家族が出てきて、未練はないと言い切ったエドにも穏やかな落とし所が待っていた。
“禍福は糾える縄の如し”という言葉が浮かんできました。

これから日本は戦争に突入するし、若い奏一がどうなるか心配だったりします。
多分これからも辛いことや悲しいことと、嬉しいことがたくさん来るのでしょうね。彼らが安らかに暮らしていける日々を祈ってやみません。

あと、影のMVPは間違いなく家政婦のみよさんですね。エドと亮二が同衾してても「あら、まぁまぁ」で流してて強者感ありましたしね!
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