このレビューはネタバレを含みます▼
単話から大好きで何度も何度も読み返していたのですが、単行本になって一冊にまとまると改めて神作品だなぁ…と思います。全6話なのですが、登場人物の心の変化が丁寧に丁寧に描かれており、ちょっとした表情だったり言葉だったり、全てのコマが大切で、没入感が半端ないです。ノンケである神田が上野への気持ちに少しずつ気がついていく過程や、ゲイである上野が神田を大切に思うあまり、無意識に自分の気持ちに蓋をしているところ。神田も上野もそれぞれの思いが本当に切なく、リアルに感じて泣けます。ストーリーだけでなく、絵も天才的に素晴らしいのですが、上野の手の血管の浮き具合…私の1番のおすすめポイントです。続編が決定したとのことで、今年一歓喜しています。全てのかたに読んでいただきたいです!