検事が堕ちた恋の罠を立件する
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検事が堕ちた恋の罠を立件する

中原一也/水名瀬雅良

検察官×検察事務官

ネタバレ
2024年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ここ最近読んだ中原一也先生の本の中では1番面白かったです。最高ー!!!わたしはこういう健気に攻めを思い続けてる受けに弱いので、一度でいいから抱かれたいとか、身体だけでいいから関係を続けたいと思う受けに何度か涙出ました。いや、マジで胸が熱くなるよ。攻めへの思いは叶わないものだと知りつつも、気持ちが抑えられないんだよ。好きで好きで仕方ないんだよ!!これだからBLはやめらんねえ…。攻めが武井という男を好きになったのもなんかわかるんだよね。人は自分と似たような人を好きになるといいますからね。一緒にいてとても心地よかったんでしょうね。それを受けも知っていて、自分の気持ち伝えない受け。何も勝てるところがない、完全敗北だ…と思ってる受け見てられないんだけど!!!君には君だけのいいところがいっぱいあるよ!!と叫びたい。でも、攻めがとても気持ちの優しい人で、自分でいろいろと状況を整理して、俺のことすきなんだろ?と言ってくれた時にはホッとしたよ…ていうか泣いた。受けがあんなに酷いこと言ったのに、そのまま受け取るような攻めではありません。この攻めに優しくされると涙出てくるんだよね。なんか口調とかも優しそうだし。そんな優しいところがすきになった理由でもあるんだけど、誰にでも優しい攻めは本来個人的にはそんなにタイプじゃない。この攻めは一味違いました。受けからセフになろうと打診されて、迷いつつもノってしまう悪いところもあるし、人間味溢れている。でも、受けのこと身体だけじゃなく、素の部分まで知ろうとしてくれて、仕事にもいつも全力で、こんなのずるい〜〜すきにならんわけがない〜。武井さんは攻めとは本当にただの先輩後輩だったみたい。でも、受けが嫉妬したり思い悩んでしまいそうだからもうあんまり2人で会わないでやってほしい笑ドキドキキュンキュン面白かったです。全然事件部分に触れてない感想なんですけど、お話としても面白かったです。社会派BLでもある本作。
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