Around 50 Lovers 49歳俳優と50歳映像監督の場合【単行本版】
すずはら篠
このレビューはネタバレを含みます▼
気になるでしょー、年齢的に（笑）
天才肌のユキは、自分の思い描く表現をつくるのに、技術が追いついていないことを嘆き、アニメーションの世界に入る。
大学生のとき、怪我で剣道に挫折した禮司をユキは演劇の世界に引き込んだ。
ユキは禮司に合った表現を作るためアニメーションの道に行き、互いに思いがありながら別れ見えない約束をし別れ。
それから、25年。突然に映画の監督として禮司に映画のキャストをオファーしてきたユキ。再会して、互いのキャリアの上で最高の作品を作り、恋人関係になる。
禮司に子どもがいたことも知らなかったユキだが、老い先を考え寂しさと孤独感を味わうユキに寄り添う禮司。
49歳、50歳でも恋もする。単なる恋人ではない2人は、最高の相手を最後の相方にする。
芸能界の話なので、外側の話にも見えるけれど、中高年の心の機微が描かれていて、嬉しい。こういう2人もいるのかもな。
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