人魚と王子とウソツキ悪魔 【電子限定特典付き】
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人魚と王子とウソツキ悪魔 【電子限定特典付き】

ときしば

惜しい…気がする

ネタバレ
2024年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白いと思うんだけど、一巻だけだと「?」ってなるかも。作者様も後書きで書いてる通り一巻は序章って感じです。現代の舞台「メーメイド〜」を演じる美形俳優達の三角関係かと思いきや、モノホンの人魚メロルがずっと忘れられなかった王子ウィルを追って陸に上がり(と言っても、王子ウィルはとっくに死んでて現代ウィルは生まれ変わり)、とんとん拍子にウィルと一緒に共演する舞台俳優に。それより、人間の知識をよく知らないメロルを人間の姿にしてサポートするクラート(魔法使い的な存在)の立ち位置がめっちゃ可哀想。ずっと小さい頃からメロル一筋だったのに、ぽっと出の王子にメロルを取られ殺されそうになり、必死に助けたメロルにも一方的に拒絶され、それでも側にいたいから憎まれ役でも何とかメロルに頼ってもらえるように接してる…。登場人物でクラートしか感情移入できなかった私。というわけで、クラートに幸せになって欲しいです!!ぶっちゃけウィルの良さがいまいち分からないし、初めは可愛いと思ってたメロルも結構傍若無人というか人が変わりすぎてて好きになれないでいる(メインキャラなのに涙)。絵はとっても綺麗。一巻は3人の馴れ初め的なストーリー、2巻は人間界に興味津々なメロルの願いを叶えるためにクラートが陰ながら見守りつつ、ウィルとメロルをくっつけようとしてる(でもやっぱり邪魔しちゃうw)。まだまだ先が読めませんが、メロルがどっちを好きになるのか見ものです。
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