真綿の檻
」のレビュー

真綿の檻

尾崎衣良

いろいろとモヤモヤ

ネタバレ
2024年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終盤スカッとする展開あるだろうと期待してたら思ったほどじゃなくてモヤる。あと旦那さんが「嫁さんに3日連続で風呂掃除させてる」と申し訳なさそうな様子から、簡単にパパッとではなく負担に感じる程度のちゃんとした風呂掃除を、しかも毎日してることが窺えるが、使用するの夫婦2人だけで、どっちかが専業主婦(夫)でもないし、共に体が汚れたり汗だくになるとか、時間の融通が効く短時間勤務やテレワークやフリーランスといった類の仕事をしてるわけでもないようなのに、毎日そんなに汚れるわけでもない風呂をそんなに時間があるわけでもない中、ある程度念入りに毎日掃除するのはこの夫婦にとって必須なん?家事でも手を抜けるものは抜くずぼらな私からしたらあんま理解できんけど。
「かと思ったら焼き魚1匹」ってとこも手抜きって言いたいんだろうけど、焼くという地味に面倒な作業あるし、ご飯と汁物も用意されてるやん。焼き魚はそれが一般的だけど結局そんな手抜きじゃねーじゃんって思ってしまう。ここはカップラーメンやチンするだけのレトルトとかだったらまだ共感できた
なぜ焼き魚1匹ってチョイスをしたのか謎。 ここの場面を旦那の仕事仲間に語らせてるところも読者に説明してる感強くて、安易で表現力というか描写力が乏しい印象。そんなとこ気になる?と思われるところもあるだろうが、そういうところからこの作者さんの考え、センス、感性とでも言うのか、なんとなく自分には合わないなぁと感じた。
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