そうはならんやろ

この作品を全て読み終えた時の全体を通した感想はこの一言に尽きます

ネタバレを含めないように書くならおまいうも近いですが
禁断の愛を描くにあたってあそこまで覚悟の決めた行為に至った姉が終盤でとった行動は逃げであってズルいと思いました
と言うかこの作品に出てくる女性（一部男性）はみんな自分の欲求を主人公にぶつける癖にその責任をなすりつけて満足する奴ばかりなんですよね
どいつもこいつも勝手に満足して勝手に解釈して勝手に綺麗な恋だったみたいなポエムを吐いて去っていく
ある意味で主人公を集団で逆レしていく感じなのにエロ漫画というフィルターのせいで読み手はむしろ羨ましいとか思っちゃうんでしょう
でもエロ抜きに見るとほとんどが失恋や寝取りだったりスワッピだったりと主人公には何も残らないのが可哀想
本命すら主人公に責任を押し付けるスタイルなのが本当に酷い
それを促したあの男は理由を聞けば聞くほどお前に言う資格無いだろと心の中でツッコミを入れました

創作にリアリティをどこまで求めるかは難しいし野暮な話になりがちですが私個人の感想としては最後まで可哀想な話だなと
せめて本当に主人公を好きで居てくれるヒロインがいれば救いもあるのにあの流れからのラストは単純な人ならハッピーエンドを期待するのかも知れませんがその前に言えなかったシーンを考えるとその後に待ってるのは別の結末だと思います
貴方が決めてはヒロインの吐くセリフでは無いですし
露出癖のあの子がギリでちゃんと恋は生まれたみたいですがあんなラストですし
エロとしても恋愛としても良作に一見すると見えるのですが例えば登場人物の性別を全て入れ替えたら如何に救いが無いかがわかると思います
そんな訳で深く考えると読後感が酷いって意味で私は３の評価でした
見た目しか良いところの無い女ばかり抱かないといけない主人公が被害者過ぎる､､､