このレビューはネタバレを含みます▼
まずそこ!見応えだけで買って良かったと言えます。廃墟と化したビル群や交通脈など「背景の存在感」が蠢く者の居ない静謐な世界観を創ってる。気合い入った構図も良い。惹き込まれました。
滅亡しちゃった世界にて…謎組織に属する主人公(少女?)が蔓延した病の浄化を目的とし、死者の埋葬を行いつつ生存者の捜索をする話。
その過程でかつてあった美しい世界の姿を垣間見たり、残されたシステムや機械だけが虚しく稼働してたりと、総じて感傷的で切なくなる事しばしば。のちほど登場する生存者達との出会いによって、そこから一気に話が拡がります。
結晶病とは?異形の断罪者とは何なのか?読み進める程この世界の果てにある景色を見たくなることでしょう。
そして何より気になるのがクーちゃんの存在。何物なの?+高クオリティの中でそこだけナゾに雑すぎるフォルム可愛い。
激烈オススメします。