黒執事
」のレビュー

黒執事

枢やな

芯のあるキャラ、作品です。

2024年5月1日
序盤でやめてしまう方も多いと思います。1巻読んだ時点では、ギャグ漫画かな?と思いますよね。ですが読み進めていくうちに、ただの面白萌え漫画ではないことに気付きます。サービス的なシーンはありつつも、「安易な救いがない」所がいいですね。少しホッとする展開があっても結構な確率で裏切られます。読んでて辛いのですが、それを踏み台にしてさらに暗闇へ進んでいく感じがこの漫画にしかない魅力だな、と思います。正直最初は、「あくまで執事ですから」ってアホだな〜くらいに思ってたのですが(笑)シエルのどこまでも誇り高くて、残酷なようで優しさを捨てきれない所が人間臭くて好きです。そしてセバスチャンとの関係は、どこまでいっても平行線で甘えがない。色んな人を犠牲にして、たどり着く先に何が待っているのか…この漫画でしか見れない「先」がある気がするので、これからも追いかけようと思います。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!