このレビューはネタバレを含みます▼
話も絵もよくできていて、おもしろく読めました。
絵は読書の世代によって好みが分かれるかと思いますが、昭和生まれとしては懐かしい感じです。なによりデッサンがしっかりしていて、線自体がきれい。
伊万里すみ子をなんとなく彷彿させる、身体の描き方です。続きを楽しみにしてます!
※追記※
フィーナと将軍がメインのお話は14巻までで、15巻からは群像劇めいた構成です。
1巻に登場したマヌエラが、ちょい役にしてはキャラがしっかり描かれていたのであのままフェードアウトするには惜しいなぁと思ってました。逆にプローニナ次官はややもっさりした描写でした。作品の中では限りなく中立的な立場ゆえ、安全パイのルックスにしたのかなと。当初と最新でかなりお顔が違います。下剋上というのもおかしいですが、次官から国の中枢にある要職へ引き抜かれそう?ってくらい優秀です。
個人的にはワガママお姫様の叔父がツボです。巻き毛にコテコテな宮廷ファッション。お靴までしっかり描き込まれていてすごいです。