助教授の初恋ケーススタディ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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助教授の初恋ケーススタディ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

暮田マキネ

主役の空気感は良い

2024年5月7日
暮田先生の弱めなフワフワ受けが好きなのですよ。多分、攻めの朝陽の様に世話のやけるショタ好きなのかも(笑)だから年齢にそぐわないこの社会に馴染めていない30オーバーショタ属性受けの鶴も「いただきます!」と受け入れられました。朝陽のおかん気質も良きです。だからこのCPの空気感は好きなのですが、ちょっと待って??が多かったかな。鶴の従妹とか鶴の担当者とか、これはスピンオフなの?と唐突。相関図があったから他作品との関連があるのかと思いきや、そんなことない上に(名前だけ出ている他作品の登場人物はいた)他作品にも出てないでここにも出ていない登場人物もいて何のための相関図なんだ?と疑問です。従妹はまぁそこまで当て馬じゃないので唐突ではあるけど良いとして、担当者と鶴の関係性が中途半端過ぎてもう完全に消化不良。朝陽の元彼も、浮気して勝手に別れ告げて出ていったくせに「きちんとお別れしてけじめつけたかったの~」な感じにいきなり現れて、よくある浮気や不倫漫画の女キャラみたいで引きました。朝陽はその勝手さも好きだったみたいだが、そこは違うだろ?と説教したかったですよ。浮気でない別の理由でお互いわだかまり残してるというのだったらすんなり読めたんだけど。そんな感じに内容全般は良いし主役二人の空気は良かったが、他キャラが意味わからんばかりでした。でも他キャラの関係性見ないで二人の関係だけで読めば楽しめました。
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