婚約破棄を免れた公爵令嬢は、夫の愛を信じられない
」のレビュー

婚約破棄を免れた公爵令嬢は、夫の愛を信じられない

霰屋こん/しきくれる

以前原作読んだけど細かい所は失念

ネタバレ
2024年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作既読です。

王太子が元平民令嬢を構っていたのは、当時の生徒会長命令(これに思惑が有ったのか、生徒会長が配慮不足のバカかは忘れた)。
ここまではまぁ納得出来ます。
が。
なぜ婚約者どころか家族にすらその情報共有しないの?誤解されるの火を見るより明らかでしょ。
ヒロインが妃教育で忙しい(元凶は実質王太子)のは分かるけど、5分も有れば言えるでしょ。
パーティ前に婚姻届にサインする時もお茶飲む暇有るなら言えよ。
結婚後もなぜ言わない?なのに初夜は抱き潰すって。
言わない(言えない)理由がきちんと説明されないから、読んでてモヤる。
言えない真っ当な理由が有るなら、すれ違いを楽しめるのに。
(まぁヒロインが傷付くのは変わらないんだけど……)
結婚後に説明しないのは、『ヒロインには他に想い人がいる。今更当時の事情と自分の気持ちを打ち明けてもヒロインの負担になるだけ』という王太子の気遣いなので理解は出来た。
けど、『当時話さない真っ当な理由』は結局無いので、『何であの時説明しなかった?(側近が説明してもいいのよ?)』がずっと付いて回るんですよね〜。

周囲に婚約者以外の異性と親密な姿を1年間見せて、婚約者とは二人きりの姿を見せず、婚約者とはエスコートもファーストダンスもしない。
そりゃ周囲も婚約者交代(婚約破棄)じゃね?って思うでしょ。

ヒロインの態度はモヤモヤはしないかな。
長年王太子を好きなのと、現代で言う遵法精神が強い(自分の言動に責任を持つ、婚約は王命≒自分に拒否権無いと理解してる)だけだから。

16話まで読んだ追記
言及してる方もいますが、TLの魅力の一つであろうエロシーンに成長が見られません。
崩れてはいないけど元々シンプルな絵柄なので、エロシーンにも関わらず色気も無くさっぱりしたモンです。
正に『義務』でやってるって感じ。
体 位も理由があるとはいえ後背位と寝バックの2択でマンネリ……。
まぁ16話ラストでとうとうヒロインが確信を突く発言をしたので、ここから誤解が解けそう。
いいねしたユーザ15人
レビューをシェアしよう!