夜明けのポラリス
」のレビュー

夜明けのポラリス

嘉島ちあき

ひたすら攻めが可哀想

ネタバレ
2024年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中まではポップな雰囲気で良かったし絵もキャラビジュアルも凄く好み。

1巻では由良ちゃんが羽賀に揺れながらもしっかり教師として思い留まろうとしている所が良くて好きだったんですが、あんなに頑なだったのが元彼のこと忘れられないからかよ!て展開から不穏で皆言ってるけど2巻からがしんどい。
これがまた良いしんどさじゃなく、警報出る大雨の夜中に羽賀(生徒1人)で帰して当て馬男と一夜共にしたり(親御さんに電話したのは何だったのか)、あれだけ笑顔をくれて向き合って目を覚まさせてくれる羽賀を最後まで振り海外逃亡、挙げ句羽賀の連絡放置してブロックせず通知の数だけ眺めて当て馬男にだけ返事……ツンデレ受けにしても酷すぎるでしょ。

羽賀は一途で真っ直ぐで好きだし報われて欲しいと思いますが、あまりにも由良ちゃんが羽賀を蔑ろにし過ぎて過去の男しか見てないのがきついです。

【追記】最終巻まで読んで評価さらに下げました。由良ちゃんは結局羽賀を6年も待たせて、帰国しても元彼と同じ顔した当て馬男と同居して羽賀を拒絶。
偶然出会わなかったら一生会う気無かったのでは?てくらい由良ちゃんから羽賀への気持ちが無い。
そのくせ流されENDって…今までの不快なまでの羽賀への冷たい態度必要でした?

受けがどんなに拒絶しても攻めが一途に想ってくれるのが好きな人向け作品です。
攻めの事もいたわれる相思相愛が好きな人には向きません。
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