朝が来たら、ふたりは【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
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朝が来たら、ふたりは【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】

81

自分らしく

ネタバレ
2024年5月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題にて。お初の作家さんです。
初コミックスとのことですが、勢いだけじゃなくストーリーがしっかりあって感動しました。

会社のイケメンな先輩・藤井×同期の部下でオープンゲイの甲斐。
甲斐がオープンゲイなことで、会社で噂されているのを居心地悪そうに聞いている藤井。自分もゲイだが、そういう噂の対象になりたくないからこそ隠していたが、藤井に男性と居るところを写真に撮られ、脅されて一夜を共にすることに。
それから何となく一緒にいる日が続き、藤井の中で恋愛を考えるようになるストーリー。
藤井の過去の経験からオープンにすることに対する抵抗がある理由や恋愛しない理由がわかりましたが、それをしっかり清算して甲斐と一歩踏み出すことができたのがすごく良かった!
お互いに、自分のこと以上に周りの人のことを大切にしていて優しいからこそ肝心なところで伝えきれていなくて、大人の恋愛の難しさを感じました。
今回はバーのママや藤井の同期の林などが良いアシストをしてくれてお付き合いとなったなと思うので、お付き合い後はお互いに気遣いつつもしっかり想いを伝えあって欲しいなと思います。
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