このレビューはネタバレを含みます▼
王子に婚約解消された聖女、よくある話の始まりだが自立を目指して紅の魔術士の侍女に就職。最初はヒロインの心情語りがいささかうっとうしく感じたが、軽妙な語り口でサクサクと話が進んで婚約解消イベントはめでたく解決、と思ったら2巻のイベントは3世代の思いが渦巻き重い。王太子の婚約者にされそうな雰囲気だがタイトルからしたらそうはならないのか。他者には優しいヒロイン恋には疎そう、二人のイケメンに囲まれてこれからどんな展開になっていくのか楽しみ。取り囲む人々も個性的で面白い。