このレビューはネタバレを含みます▼
すーっっごいよかったーー!!
タイトルや表紙からおとぎ話調かな?と想像したけど、辛い設定に涙したり、切なくてきゅーっとしたりしながら読み進めました。
同じ会社の浅桐さん(王子)と青柳くん。
これまでたくさん傷つき、自分を卑下し、諦めてきた2人が、とある目的の為に一緒に過ごしながら、少しずつ自分の心と向き合ったり、相手の素を知っていく過程が、上下巻で丁寧に描かれています。
青柳くんが、自分とは結ばれなくても、どんな浅桐さんも無条件に好き!王子!って一途に想うのも健気だし、そんな青柳くんに浅桐さんが惹かれていく流れも自然で。
ダメな自分でもこの人といれば大丈夫って思える存在に出会えてよかったねって(涙)
幸せになってほしい!!これまでの分、なるべき!!って心から応援したくなる2人💕
ディープな設定のお話を、ふふっと笑いを入れながら柔らかい絵柄でほんわか優しく描かれる。まさにしろ先生の醍醐味を味わえる作品です!!
最後に、ナイスキャラで、全て解決に導き去っていった青柳兄にMVPを贈りたいです!
***上196P/下196P