河畔の街のセリーヌ
」のレビュー

河畔の街のセリーヌ

日之下あかめ

知る、考える、他者の考えを受け容れる

2024年5月18日
主人公の生きている時代と現代ではすごく変化があるようで、でも大切なことはそんなに変わっていないんだろう、と考えるきっかけをくれる作品でした。読者に「考える」ことを委ねてくれている感じが心地良いです。
職業についての説明はきっちりとしてくれて、人物の心情については説明台詞ではなく表情で伝わってくるので一話一話をテンポよく読めて、主人公と同じ街を歩いている気分になれました。セリーヌは笑顔が得意ではなくても感情は豊かで可愛い子です(この時代の服装もとても可愛い)
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