このレビューはネタバレを含みます▼
アニメ、ゲーム、マンガなど全て見てきました。一般的な少女マンガや乙女ゲームのように、きゅんとする展開や、ドキドキするようなシーンは正直少ないです。ですが20巻近くをかけて、ゆっくり育っていく主人公の音楽への愛情や、相手を想う恋心、友情などをこんなに丁寧に描いている作品もそうないかなと思います。想像力、妄想力の豊かな方ならキャラクターの表情や何てことないセリフからも、きっと色んなものを受け取れると思います。私にとってはとてもとても心に残る大好きな作品です。あえて難を言うなら、最後がやや駆け足で、やっと通じ合う二人のシーンや、先輩たちの卒業のシーンが端折られたりと、ちょっとおざなりに感じられたところでしょうかね。