このレビューはネタバレを含みます▼
人気囲碁棋士の近江(α)×そばかす眼鏡の書店員・麦(Ω)。高校時代に偶然発情期に居合わせてから、卒業後も発情期には麦のところに来てくれる近江。セ/フレのような曖昧な関係の、両片想いのオメガバース。瞳がキラキラで可愛らしい絵柄が好き。そばかす眼鏡でも隠し切れない美しさを持ちながらも、自分だけがそれに気付いてない麦がたまらん可愛さ。近江は最初こそSっ気のあるクール系だったけど、そのあとは年下らしさが垣間見える溺愛攻めでした。二人が決定的に拗れた週刊誌報道は、立場上断れなかったのはしょうがないからいいとして、そんなに麦に知られたくなかったなら先に言っておくべきだったのになんでのんびりしてたのか謎。結局思った以上に拗れて、近江はめっちゃ動揺してるしでこっちがびっくりした。そこがちょっと不自然だったけど、ずっと秘めていた想いを伝えて、幸せになってくれてよかった。タイトルは素敵だけど解説されないと分からないのはもったいないので、梔子とかブルーのイメージとか、作中で出せたらよかったな。