心をつかまれました





2024年5月20日
作風が純文学作品のようだなと思ったら、作者様は文芸も書いておられるんですね。もう正直、BLと純文学を分けなくてもいいのにと思ったりしますが。聡と透(蓮)の心理描写が素晴らしすぎます。映画を見ているように情景が浮かびます。雪の、あの場面も。ラストに見える希望の光にホッとさせられますが、それでも2人の未来は、前途多難でしょう。聡の親はどうあっても透を受け入れないでしょう。でもほんの少しの光くらい、期待したっていいよね。作者様の丁寧なあとがきにも好感が持てました。素晴らしい作品をありがとうございます。

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