志乃ちゃんは自分の名前が言えない
」のレビュー

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

押見修造

励まされる作品

ネタバレ
2024年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 誰もがいろんな生き辛さを感じている中で、理解してくれる、分かろうと歩み寄ってくれる友人がいる幸せを感じさせてくれる作品でした。
自分ひとりで葛藤している気持ち、親や先生という身近な大人は自己解釈で自分たちの意見をぶつけてくる中で、かよちゃんが話すときにつっかえてしまう志乃ちゃんに、それは何?とストレートだけど、分かろうと歩み寄ってくれるところでジーンとしました。
思春期の友達の取られた感?居心地良かったところに入ってこられる焦燥感?そんな感情も思い出させられた感じです。

映画からこの作品を知って、映画も好きで原作を読んでみたかったので購入しましたが、損はしませんでした。映画は吃音の方の気持ちがすごく分かる感じが痛くって涙が止まらなかったですが、漫画は最後のシーンでいろいろな感情を乗り越えて強くなった志乃ちゃんを見ることができたので、爽快感がありました。ありがとうございました!
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