悪役令嬢の中の人
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悪役令嬢の中の人

まきぶろ/紫真依

1巻で十分楽しめた、何故2巻に手を出すのか

ネタバレ
2024年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪役令嬢と婚約破棄がセットの王道ですが、中の人設定にすることで内外同時進行で展開しているのが特徴的ですね。但し、内外の意志疎通は出来ないので多重人格者と言えなくもない?
主人公が復讐を徹底していることがとにかく痛快です。卑劣な相手には、やられたらやり返してもいいじゃない!いい娘ちゃんで慈愛あるフォローしたり、復讐は新しい恋人に肩代わりさせて、自分は儚げに前向きに生きる姿勢でいたりされたら、読者的には不完全燃焼なのよ。創作世界では、発散させて欲しい!その点作者は分かってらっしゃる。
だがしかし、何故2巻に手を出した?1巻でエンディングから後日談まできちんとまとめているのに、あれ以上サイドストーリー必要?駄目よ二匹目のドジョウ狙って失敗する読者を蔑ろのがっかりパターンにはまったら。だから私は1巻で感じた面白さを大切にしたいので2巻には手を出しません。星マイナス1は1巻で終えなかったから。
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