顔だけ聖女なのに、死に戻ったら冷酷だった公爵様の本音が甘すぎます!
一分咲/八美☆わん
このレビューはネタバレを含みます▼
欲深い義妹に聖女の座を奪われ辺境の地へ送られる道中、殺害されたエステルの死に戻りのお話。
すごく面白かったです!
「死に戻り」はルシアンの闇魔法によるもので、今世その呪い返しにより「意中の愛てに本音が垂れ流しになる」って事態になってるんだけど、「自分だけ」が死に戻ってると信じてるエステルは前世との態度の変化に戸惑いながらもトキメキ始めちゃう。
そしてこのルシアンの「垂れ流しな本音」が良い。
「聞き流して」と照れながら伝える姿が可愛い。
これらを隠して前世ポーカーフェイスを装ってたんだと思うと笑えましたし。
いくら聖女でも実子に対しあそこまで強気で居られるアイヴィーの気持ちも、血の繋がった娘をないがしろにする両親の気持ちも理解に苦しんだけど、ルシアンの「垂れ流しな本音」がそれらを丸く包みこんで楽しいラブコメ読んだって気持ちにしてくれた。
続巻は購入済、早速読もうと思います。
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