このレビューはネタバレを含みます▼
(24年9月追記)
味わい尽くしたい!と思ったお話は久々。
感動のあまり、これはもう何があっても読めるように紙で買い直そうかと思います。
「寅次が7年も八重辰を探した」ということは、11話まではサラリと表現されていましたが、12話で生々しく描かれます。
見る影もない衝撃的な姿でした。
寅次は7年、会えない八重辰への執着で苦しみ、八重辰に会いたくてたまらなかったからこそ、その執着で八重辰を傷つけるのが怖くて、再会してからもずっと自分を抑制し続けていた。
大人の男の熱情と優しさの両方を誰よりも持ち合わせていて、本当の本当に色男。
猿北が憎めなくなるオチもよかった。
(旧レビュー)
2人の色気もさることながら、絵が美しく、程よくコメディが織り交ぜられて抜け感もあって魅力的。
基本的に単話は買わないんですけど、これは例外で、3話が出たあたりからずっと買ってます。
遊び人にもなれそうなのに一途な寅、1話ではあっけらかんとしたミダラな顔を見せていたのに、守るものができてストイックな色気を漂わせるようになった八重辰。
本当に色男と色男。
白い表紙の最終話で落ち着いたふたりですが、赤い表紙の新シリーズで2人を引っ掻き回す暴れん坊な当て馬・絵師の猿北が登場。
なんでも自分の思い通りになると思っているし、思い通りなるまで駄々をこねまくるし、権力のあるお爺ちゃんに可愛がられていて、実際大抵のことは思い通りになる。
嫌なヤツーーー(´Д` )
コイツがぎゃふんと言うまでストレスが溜まりそう(読むけど!)。