お色気担当の姉と、庇護欲担当の妹に挟まれた私【分冊版】(コミック)
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お色気担当の姉と、庇護欲担当の妹に挟まれた私【分冊版】(コミック)

みささぎ楓李/完菜/双葉はづき

残念感

ネタバレ
2024年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は、家を出て姉妹から解放された気になったものの、向こうから主人公の元に出向かれてしまい、いつもと同じようなパターンに陥っている。

結局姉妹の思うがまま。向こうからしたら主人公は、姉妹というより便利屋さんのような感覚なのだろう。

恋愛の事は、まだ若かったってのもあるが、見かけに騙されるような人と縁が無くて良かったねとは思う。でも、さすがに姉からお金をゆすり取られても泣き寝入りとは。。
働いて貯めたであろう大切なお金なのに。このままでいいの?これからも搾取され続けるかもという危機感は無いの?

知恵が浮かばなければ、せっかく社交的な性格のようだから親しい友人に相談したっていいだろうし、何かしら出来る事は有るだろうに。
ただただ残念な子に見えてしまうので、もう少し賢く立ち回ろうとする姿などが見たかった。
悔しがり腹を立てるだけで何もしないままの主人公には残念感でいっぱい。

今後のための伏線だとは分かるものの、読み手を惹きつけるような主人公の魅力などが消えてしまっているように思う。
他にも気になる点やツッコミ所も多いから、物語に集中できないし。
結局はハッピーエンドになるのはわかるので読んでいて安心感はあるけれど、私は楽しめませんでした。
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