ちょっとまってベイビー!【コミックス版】
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ちょっとまってベイビー!【コミックス版】

ハルモト紺

いささかとっちらかってしまった感

ネタバレ
2024年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 223ページ。
作者買い。
脇役の悪魔が良かったので、もっと天使と悪魔の絡みが見たかったな〜。好きな作者さんなので、嫌な気分になることなく読めましたが、設定がとっちらかっている印象でした。
一応メイン設定は「ふたなり」の方にあるんだと思いますが、「ブラック企業な天国と、そこから逃げて堕天して地獄へ就職する天使たち」という設定の方が面白く、そっちの設定をもっときちんと見たかったです。そこにヤンキー設定も加わっているんですが、いたって優しい良い子で、ヤンキーである必要性を感じなかったです。ふたなり設定も、作者さんの「これが描きたい」っていう意欲をいまいち感じられず。
ヤンキー設定とふたなり設定、この二つのインパクト重視な設定が無くっても、この作者さんなら、天国と地獄の関係性だけでしっかり読ませる作品にできたのではないかと思います。なんか迷走しちゃった感が。
過去、オメガバース作品で、1作目は手さぐりだったけど2作目で見事な発展を遂げていたのを見ているので、ふたなり設定もいつかリベンジしてくれるんじゃないかって期待しています。
ヤンキー設定は……たぶんこの作者さんには向いてない。すっごく真面目な人な気がするんですよね。
……そして先人のレビューを読んでいたのでわかってはいましたが、本当に修正まっ白いなw まあそこに関しては、自分はさほど気になりません。
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