偽りの聖女は竜国の魔法使いになりました(コミック)
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偽りの聖女は竜国の魔法使いになりました(コミック)

松河美衣/日之影ソラ/三登いつき

心の機微が一切描かれてない

2024年5月25日
人の心の機微が一切描かれてないので変な違和感がある。
妹が主人公に突っかかってきて攻撃まで始まったのに兄は見てるだけ。そこは命懸けで止めるところだろうに、主人公を連れてきた自分にも責任はあるのに、そこはスルー。
長いこと聖女を押し付けた姉も、妹が自分を気にかけていたと聞いただけであっさり反省する。そんな物分かりのいい姉なら、最初から妹が聖女で大変だった姿を見て何も思わなかったのかな。妹がなぜ一度も反論せず姉に従ってたのかも謎で、何も描かれてない。

王子も戻ってきた妹をすぐ信じたのはなぜだ。なら最初は姉の言うことを100%鵜呑みにしていきなり追放という極端な方法をとったのはなぜ?
王子が姉妹の事情をちゃんと聞き取り調査してたら、こうならなかったのでは。
微妙な心のやり取りが全部省略されててストーリーだけただ淡々と進むので、プロット見ているような漫画です。大枠のストーリーだけ最初に決めて、肉付けせずそのまま漫画にした感じ。
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