玉の輿ご用意しました
」のレビュー

玉の輿ご用意しました

栗城偲/高緒拾

すこぶる面白いので、おすすめです!

ネタバレ
2024年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻まで読了。
不器用で表現ベタな印南さんと生い立ち悲惨で生育環境のせいで学とか諸々には疎いけど意外と性格まともで良い子の青依。そんな2人が恋人役という契約を結び、一緒に過ごす内にひかれていくお話。

印南さんがとにかく不器用。表情筋死んどるし、褒めるのも謝るのも慣れてない、人を苛立たせる天才。でも、青依との関わりで少しずつ変わっていくのが微笑ましいです。頑張ってと応援したくなる。良い人ではあるのよ。むしろ理解出来てないだけだから、可愛くも見える。そして2巻では青依の気持ちを思いやる言動が出来てそれに青依も救われて、もううるっときたよ(泣)
しかもどんどん甘く優しくなっていくし!もうねもうね、2巻終わりには激甘になってるので顔がニヤけます。無愛想・不器用男の溺愛は堪らんです。

一方の青依。元カレに太刀打ち出来るスペックないとか言ってたけど、大丈夫!性格はブッチギリで勝ってるから!というか元カレがどクズすぎて引くレベル。印南さん何であんなのと付き合ってたのか謎。別れて、青依と知り合えて逆に良かったよ。青依の機転で一矢報いてやってスカッとしたわ。

ちなみに1巻での絡みはなし。2巻中盤で初めてキス・終盤でようやく絡みあります。3・4でも絡みありますが、エロさは薄めでサラッとした感じ。でもだからこそ2人の感情面のやり取りが際立つというか。
絡みの時にくしゃくしゃになったスーツの話になり、印南さんが放った言葉。

「脱がす為のプレゼントだ。男が服をプレゼントするなんてそういう意味だ」って。

もうコレ聞いただけで、ドッカーン!よ。コレに全てのエロが凝縮されとる。ものすご刺さった。
もう2人のやり取り全部好き、内容全部好き。
コメディちっくな所も多々あって、秘書酒匂さんが絡んでのやり取りもコントで面白いです。
エロい絡み大好きな私ですが、話だけでもう幸せいっぱい大満足する作品です。
3・4巻では青依が秘書選抜で切磋琢磨したり、週刊誌の記事で辛い思いもしますが、同僚の方が皆良い人で救われます。青依が努力してきた賜物ですね。
何度読んでも面白いし、これからも一生読み続けます。
いいねしたユーザ10人
レビューをシェアしよう!