秘恋は咎に濡れ【イラスト入り】
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秘恋は咎に濡れ【イラスト入り】

沙野風結子/笠井あゆみ

笠井あゆみ先生のあとがきイラスト♡

ネタバレ
2024年5月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物語の半分過ぎても彰良さん、彰良さんな受けどうしてくれようかグヌヌ…となりましたけど、本当に沙野先生はお話の展開がお上手なので、受けの気持ちがだんだんと移り変わっていく様子を丁寧に描いてくれています。受けの不遇、不幸っぷりが半端じゃないので、受けが溺愛されてるの好きな人とか、間違っても絶対読んだらアカンと思う笑マジで。彰良さんからは人形みたいに扱われるし、接待の道具にされるし、攻めも最初は無理やり身体を繋いでくるし、井守が遣わした輩に刺されるし、妹も半分自分のせいでじさつしかけるし、本当に良い事ない。お祓い行くレベル。そんな中、本当は自分はどうしたいのか?ということに気づかせてくれた攻め。攻めに無体を強いられながらもこの人の恋人になる人はしあわせだなあ、とか考えている受けにちょい涙出ました。悲しいよ〜受けの人生悲しすぎるよ〜顔見ながらエッチすることの幸せ噛み締めてる受け尊い。その後彰良さんに捕まって、具合が変化したしたこと巧みに察知した攻めが本番すんなって言われたのに、一刻も早く自分の男にしてやりたくて、顔を顰めるのもすき。というか、受けと彰良さんは、何も障害なんてものはなく、無事結ばれていたルートあると思うんだよな。この世界はその世界線に辿り着けなかったらしい。なので、ガッツリ彰良さんルートありますけど、胸は痛まなかった。ただ、他の議員の接待しろ、といった思考に何故なるのか全然わかんない。やっぱりこの人、受けの攻めになる資格剥奪されてますわ。触れる資格なし。でも、本当は結ばれていた2人な気もする。でも、そんな2人よりも匡鷹さんですよ!!!特に最後の万年筆サインプレイは激しく興奮した。攻めだけじゃなく、受けもしたっていうのが!!!あーーー!!!あの受けが!!!しかも、この受け何度か自分から攻めにキスするんですけど、どのシーンも作中萌えた。なんか、愛し合ってることを再認識させられて、激萌えだった。さらに!!笠井あゆみ先生の絵が素晴らしい。とくにエロじゃない2人が手を繋ぎ合わせてるラストの方の絵とか胸がいっぱいになったわ。幸福な2人の図だよ。同じく、あとがきの煙草はほどほどにね、もめちゃくちゃイチャラブで尊死した。多分、このあともう一回したと思う。気怠い攻めと満たされてる受けのこの上ない幸せな絵。色々と可哀想だった受けのこんな幸せなラスト拝めるなんて、感無量ですわ!!!!
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