このレビューはネタバレを含みます▼
読み終えて美味しいもの食べた時のような幸福感がじんわり。
青春を野球に捧げた爽やか青年とイケオジゲイで料理研究家のお話。
仕事で繋がった縁もあり、ずっと何とも言えない歯痒い距離感を保ってはいるんだけど、人間として惹かれているし、でもやっぱりそれだけじゃないのが痛いほど伝わって！キュンとするし、胸がジリジリ。
薫がまあ当て馬ポジションで登場するんだけど、これが歩と薫の物語だったらめちゃくちゃお似合いで応援しちゃってたな〜、この歳になってまた一緒になることで若い頃とは違う付き合い方が出来てたと思うし、石田が当て馬ってことで違和感ないと思う。でもきっぱりと終わらせられた歩の言葉や姿を見るとそれがまた良くて。
2冊に渡ってお話が広がったおかげで2人の心の動きがじっくりと感じられて、読後感の深く染み渡る感動に繋がってると思います。
プロ野球みたいな一握りの人間しか選ばれないようなものを夢に生きてきた石田が、ゼロから写真に興味を持ったのが結構グッときました。それを話した時の歩の表情がまた良かったな〜。
かなりの満足感です、2人とも大好き！
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG