いつわり婚
」のレビュー

いつわり婚

お湯かけご飯

闇耐性ない人にはお勧め出来ない

ネタバレ
2024年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前から気になっていた作品。完結したので一気に読みました。
絵が綺麗だしすごく先が気になる展開でしたが結末がモヤモヤ過ぎて…汐里には夫への憧れという呪縛から逃れて新しい恋に進んで幸せになって欲しかった。
学生時代の高嶺の花の憧れの人と結婚出来て、惚れた弱みとはいえなぜ夫の正体が分かったのに離婚しないのか理解出来ませんでした。
超マザコンで性格も歪んでいて、母親が認めた女性だから結婚しただけで妻に愛情も優しさもなく、自分たちにとって都合の良い家政婦扱いで、汐里の恋心を利用し、もて遊んで反応を見て面白がっているだけ。
夫と母親に近親相○的な関係があるのかは明確にされていませんが限りなく黒に近い。
夫は母親との2人の世界が全てで、汐里には無関心。たくさん酷いことをされ冷たくされているのに、そんな男にまだ期待して好きでいられる汐里も病んでいる。変な宗教の洗脳みたい。
理学療法士の彼のほうが誠実で素敵なのに、そこにすら気付けないくらい。
とにかく夫がサイコパスで妻の汐里がかわいそうな鬱展開が最後までずっと続きます。
個人的に闇系は好きなのでこの作者さんは好きですが、幸福感や甘さは皆無なので広くはお勧めは出来ないですね。
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