侯爵令嬢リディアの美しき決断~裏切られたのでこちらから婚約破棄させていただきます~
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侯爵令嬢リディアの美しき決断~裏切られたのでこちらから婚約破棄させていただきます~

きよせ/綺咲潔

原作は完結。弾劾と断罪がすごい。ネタバレ

ネタバレ
2024年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作を読むと詳しく記載されています。
ロジェとエイミーの出会いから交際(実際は交際していない、エイミーの思い込み)や、夜会で弾劾するに至った経緯など、コミカライズでは端折っているところを細かく書いてあります。
弾劾前に、ロジェとリディアとそれぞれ両親交えて両家での話し合いがありました。婚約を続けるにあたり
ロジェに条件を出したのですが、ロジェがその条件を守れずに弾劾に至っています。
エイミーは、自己中で狡賢く・勘違い・思い込みの激しい頭お花畑令嬢。本当に性悪。
ロジェは、その場の考えでしか行動できない思慮にかけた人。自分の都合の良い考えしかできない人。
どうしようもない2人ですが、ロジェはちゃんと自分のした行いに気づき反省できています。ロジェは廃嫡、廃嫡後南の孤児院にて子供達に剣術を教える事。
エイミーは反省できず、こうなったのはリディアの所為。リディアがいなければロジェとお付き合いして結婚できたとか言っています。独房に入り今回の罪を把握し反省できた時点から22年の禁固刑。ある意味過酷な刑で妥当ではないか。反省できなければ終身刑のようなもの。
今の3話の時点でコミカライズと原作と違うのは、コミカライズでは、ロジェはラストダンスを踊ろうとしていましたが、原作ではラストダンスをエイミーとは踊らず断ってリディアを探すも見つけられず曲が終了してしまった事。夜会での弾劾後、日を改めてエイミーへの断罪が設けられ、そこで徹底的にエイミーは問い詰められますが、話が通じない。で、あの刑罰。
この断罪が終わり、落ち着いた頃にまた一悶着(アーネストの留学していた国との一悶着)ありますが、晴れてアーネスト王太子と結ばれます。アーネスト王太子の粘り勝ちです。
とても面白いですし、絵も綺麗ですので、コミカライズ完結まで読みたいと思います。
7/19追記:コミカライズ、後日エイミーの断罪、なぜ端折ったー!!舞踏会の弾劾・後日エイミーの断罪がこの原作の見せどころで重要な場面だったのに。残念でならない…。
コミカライズ色々と端折りすぎ!!しかも重要な場面ばかり。端折らないで全部コミカライズして欲しかった。
是非原作を読んで欲しい。
更に追記:原作にないアーネストの婚約者候補選びを持ってくるとは…原作をサラッと書いたのは、これを書きたかったから?なにそれ…
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