このレビューはネタバレを含みます▼
天命13巻と同じく見開きをめくると天命13巻と同じ構成になっていて、後に13巻後半にて溝上将護先生が語る言葉が今後の二人を示唆している様で怖いのです。
『愛を求めたところで返ってくるはずが無いだろう』
この言葉はハニエルを見る有象無象(新菜)に向けた言葉であり、ハニエル(海夢)にも向けた言葉でもある。
『お前達の出会いそのものが間違いだ』と。
多くの人達に囲まれ囲み撮影をされる海夢、それを遠巻きに見つめる新菜。
その新菜の脳裏には過去に学園祭のステージでインタビューを受ける海夢や雑誌のモデルとして撮影される海夢の姿が蘇る。
一方、海夢の脳裏には愛する新菜の姿、そして彼の求めるハニエルを自分はちゃんと表現出来てるかな?と想いを巡らす。
撮影が終了した後、新菜の元に駆け寄りたい海夢はその新菜の姿を見て足を止め、二人は会話する事も無く帰路につく…。
先生、私は二人のハッピーエンドが見たいのです。
どうかハニエルの様に愛する奴に手が届かなかった哀れな女に海夢ちゃんをしないで下さい(泣)
今後の展開が非常に気になります。