転生したら平民でした。~生活水準に耐えられないので貴族を目指します~(コミック)
須藤怜/蒼井美紗
このレビューはネタバレを含みます▼
4巻まで読んでの感想です。平民の生活水準じゃキツいんで貴族になるっていうのはわかるんですけどね。自分の家の食堂を前世の知識で繁盛させるとか、そっち方面かなって思ってたんですけど、そっちは全然放ったらかしで、どっちかって言えば主人公だけどんどん取り立てられて行くって感じです。一応、実家の皆も含めて守るために出世するって言ってますけどね。
最初に世話になったお爺さんともいつの間にか疎遠になってるし、今は公爵家に住んでもっぱら王家と行ったり来たりして、魔法もほとんど使わない(目立つから止められているというのもある)し、前世の食べ物も自分の作れるものしか公表しないからパンケーキとパスタ程度。材料と完成品がわかれば料理人と協力していくつかは再現できるかもしれないし、そうやって交流していけば面白い作品になると思うんですけど、そっちも王女様に任せちゃってるし。
前世の知識を使って下位層から成り上がる話は他にも結構あるんですが、やっちゃいました的な事が少ない優等生なので、活躍する場が少なくて今ひとつ物足りないです。普通評価までです。
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