このレビューはネタバレを含みます▼
古川翔太は密かに片想いしていた親友•三国真治の結婚式の帰り、悪酔いして「居酒屋三国」の看板に抱きついて潰れてしまいます。叔父の店でバイトしていた三国真裕は仕方なく、店の真上の自分の部屋に連れ帰り介抱します。酔っ払って真裕を真治と思い込んだ古川が泣きながら最後まで「好き」とは言わず「おめでとう」と言う姿に真裕は心を動かされます。翌朝、酔いの覚めた古川は真裕に平謝りすると同時に、大人っぽく落ち着いた真裕がまだ高校生と知って驚くのでした。その後、古川の勤めるインテリアショップに真治夫婦が訪れて古川に家具選びを相談するという古川にとっては辛い日々が続きます。実は高校時代に古川と真治には恋になりそうなチャンスがあったのですが、古川は逃げてしまい、そのことがずっと古川の心のしこりになっているのでした。高校生の真裕にとって、自分よりも相手の幸せを考える古川の想いの強さは強烈で、そんな古川を幸せにしたいと願うようになります。高校生離れしたスパダリ感溢れる真裕と、27歳にして堂々たる乙女っぷりの古川が年齢差も受験も乗り越えて結ばれます。高校生を学生と呼ぶのに引っかかりました。高校生までは生徒で、それ以降が学生です。『オオカミ喰い』幼馴染のストーカー喰いが趣味のDKのお話。