双子王子の継母になりまして～嫌われ悪女ですが、そんなことより義息子たちが可愛すぎて困ります～
糸加/月戸
このレビューはネタバレを含みます▼
王であるヒーローと王妃となったヒロイン。そして先の王妃が産んだ双子達。継母であるヒロインが本当に双子達を慈しみ、愛情を掛けて育てている姿、そして双子達がまるで本当の母のように慕っていて、それをあたたかく見つめるヒーロー王。
王妃となったヒロインを無きものとしようとする企みは、ヒロインの予知夢と魔法によってことごとく霧散するのもスカっと爽快感さえある。きっとヒーローとヒロインは本当の意味で結ばれたと自分は信じている。じんわりとあたたかくステキなお話です！
２巻では隣国の王弟やその娘、王女が双子の披露パーティーに参加する為に長期滞在する。そしてふたりの契約婚が知られてしまい‥‥なかなか一筋縄ではいかない隣国王弟達だが、ふたりで様々な危機を乗り越えていきます。また双子達の能力や個性が少しずつ明らかになっていきます。
３巻まで読了。ここでは異母王兄王子と宰相が暗躍する。宰相はヒロインの黒髪を持つ存在自体を忌み嫌っていて、ある企みが秘密裏に進行していくが‥‥‥
主人公達ふたりは双子の両親としてかなりいい関係を築いている。双子達からも真っ直ぐな愛情を向けられ、父として母としての愛情溢れる姿は微笑ましい。ただ夫婦としてはかなり牛歩状態。お互いが意識し合っているのに、この関係性を崩したくないばかりに‥‥次巻では進展するかなぁ。そこに期待しよう。
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