このレビューはネタバレを含みます▼
お隣同士で誕生日も1日違いの葛城宝と山崎楽は、小さい頃から華奢で可愛いガクをタカラがヒーローよろしく守ってきました。小6でガクはイギリスに行ってしまい、3年後に返って来たガクは背も高く大人びていてタカラと以前の関係には戻りませんでした。それがタカラがガクのオ◯ニーを偶然見たことから身体の関係が進んでゆきます。幼い時ガクが泣いていると必ず救けてくれたタカラは、今も続くガクの初恋の相手なのですが、彼女を取っ替え引っ替えするタカラはガクからどんどん遠ざかっていったのでした。タカラもまた、庇護の対象だったガクがいつのまにかエロくなっていて自分の知らないガクに戸惑います。お互いの距離と立ち位置を測りかねて、苛立ち、焦り、傷つけ傷つくヒリヒリするようなやり取りがなんともDKらしく、エロも嫉妬も涙も一直線で熱いです。なかでもガクがタカラを見つめる濡れた瞳が秀逸でした。2巻では真面目な委員長•水嶋サクラがガクに急接近してきます。タカラの友人•大島侑弦も1巻に引き続き登場し、付き合いだした二人の初々しいやりとりや初めてのお泊まり旅行など、ビターというよりスイートでした。この後3巻に続くようです。