打ち切り方が上手い

ネタバレ

2024年6月11日

このレビューはネタバレを含みます▼ 内容としてはそこそこ稀少で珍しい『化物を率いる少女の軍略ゲーム風異世界蹂躙譚』で、演出やカット・台詞回しが某吸血鬼マンガと酷似していることを気にしなければまずまずの出来。
各キャラクターの表情や蹂躙描写・物語の展開の仕方等、スプラッタ映画っぽい感じでその系統が好みであればとても『解っている』感が強くて良い感じ。
惜しむべくは前述の吸血鬼マンガを意識しすぎな点と、打ち切りエンドな点だが、後者の打ち切りに関しては個人的に非常に上手くやった例の一つだと思う。
原作の展開ではなくゲームでの攻略失敗的な敗北エンドにしてしまう、というのはかなり思い切った展開で、個人的には感心してしまった。ただ、原作知らない勢からすると色々伏線やら新キャラやらを出してこの終わり？という感想になりそう。そこで原作に手を伸ばしてくれれば、みたいな『戦略』ということなのかもしれないが。
鬱マンガとか以外でバッドエンドで終わる作品というのもなかなか稀少なので、そういった終わりの作品が好き、という稀有な方にとっても貴重な作品。

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hrggk537 さん

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