鬼滅の刃
」のレビュー

鬼滅の刃

吾峠呼世晴

人も鬼もそれぞれの生をしっかり描いている

ネタバレ
2024年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人と鬼の長きに渡る戦いの終わり、最後にその先の平和な未来までを描いた物語。人と鬼、どちらの立場の過去も描かれていて、ただ悪の存在ではない鬼もいた。特に猗窩座が最期に自分で自分を止め、無惨の呪縛を振り切り、妻と師に迎えられて旅立った話は胸がいっぱいになった。鬼の首領として最後まで炭治郎たちの前に立ちはだかった無惨の過去を読んだ時は何かが違えば人として生きられたのかもしれないと思うと何とも言い難い気持ちになりました。最終話まで読み終わった後、一緒にいてくれる人を大切に、いなくなるその時まで人を思いやって生きていきたいと強く思いました。鬼滅の刃に出会えて良かった。
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