ふしぎ遊戯 白虎仙記
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ふしぎ遊戯 白虎仙記

渡瀬悠宇

今後の展開の期待が大きいです!

ネタバレ
2024年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の白虎の巫女、鈴乃はこれまでの強気な巫女たちとは違い、大人しくておっとりした可憐な少女です。特技が絵が上手いというのも新鮮です。自分の身を守れなさそうな彼女がどのように困難を乗り越えるか、何より彼女が他の巫女たちと違う大きな点は「巫女は神獣に願いを叶えて貰う代わりに生贄になる」と最初から分かっていることです。自分が生贄になるのに積極的に神獣を召喚しようとは思わないはず。決心するまでにどのようなことが起こるのか、今後の展開が待ちどうしいです。そして今作の面白さを語るのに外せないのは「白虎の巫女」を騙る偽物の巫女、寧蘭です。本当に渡瀬先生は予想外で期待以上の展開を出してくれました。野心があり妖艶な美女の彼女が、伝説の巫女に協力的な皇族を騙して鈴乃達にどのように立ちはだかるか、不安もあり楽しみです。敵役とは言え、"魔"の魅力があり惹きつけられます。妖で美女で皇族を騙す、九尾の狐を連想させます。まだ公開されてない白虎七星士、太一君は今回どんな姿で現れるか、鈴乃の巫女衣装はどんなデザインか、召喚される白虎は今までの神獣たちと同じようにカッコよく描いてくれると楽しみが盛りだくさんです。あと個人的に私は玄武開伝の主人公、多喜子が大好きだから本の世界でも現実世界でも彼女の話がちょくちょく出てきてくれるのが嬉しいです。旧ふしぎ遊戯もですが、玄武開伝を読めば面白さ倍増です。
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