おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中! 【連載版】
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おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中! 【連載版】

晴田巡/荒瀬ヤヒロ

ニコルに幸あれ

ネタバレ
2024年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料1巻を読んで止まらず3巻まで買いました。先が気になり原作も読んできましたが、コミカライズが素晴らしいですね〜。それぞれのキャラの魅力も増し増しです。とくにロベリア嬢が(笑)吹っ切れたニコルの言動が、無意識にケイオスをざくざく刺しまくります。ひとりで行動する楽しさを知り、ケイオスに一切期待しない姿は痛快でもありますが、それは今までそれだけ蔑ろにされ、傷ついたことの裏返しでもあります。1人分の腕輪を買うのも、花を選ぶシーンで『キャロライン様に贈る花ですか?』と聞くのも、白い結婚を言い出すのも、ニコルがケイオスに何も望まないのと同時に、ケイオスにとって自分の存在はどうでもいい、ケイオスが自分に興味を示すはずはないと心底思っているから。ニコルの受けた悲しみを思うと、泣けてきます。辛かったよね、ニコル、、、ようやく『あれ?もしかしてマズイ?』と思い始めたケイオスですが、彼にはニコルが受けた傷と同じくらい、苦しんでほしいです。心が通じないのがどれだけつらいのか、思い知ればいい。ニコルはケイオスからの仕打ちだけでなく、『婚約者に見向きもされない令嬢』という屈辱にも耐えてきたのだから。メンタルつよつよになったニコルが、無意識にケイオスを振りまわす展開を楽しみにしています。原作では名前もない令嬢、令息たちが、コミカライズではいい味を出してくれているので、彼らにも期待しています!単話でも追いかけますが、まとまったら嬉しいな~
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