スイッチ・ファンシー・ボーイ~愛しのウェイトレスは男の子でした~【電子限定特典付き】
日野雄飛
このレビューはネタバレを含みます▼
リバと知らなくて読んだんですけど(!)試し読みではとりあえず金子が受けならいいなーと思って、一応そこは確認してから読みました。結局リバは最後の方にしかなかったのですが、ストーリー的にもそこまで違和感もなく楽しめました。
【金子の通う喫茶店には『フワちゃん』というかわいいウェイトレスがいる。勇気を出してデートに誘うと、待ち合わせ場所には女の子のフワちゃんはおらず、フワちゃんと似た男の子がいて…】
日野先生と言えばゲイ寄りBLですが(私が勝手に思ってる)、こちらの作品はゲイみ半分、BL半分という感じで、いつもよりBL色が強かったように思います。フワちゃんが女装してるからかな?マイルドゲイBLというか。リバという要素はあれどそこまでゲイ振りではなく、BL脳にも読みやすい作品でした。
フワちゃんがかなりかわいい女装子なので、タチをやってると若干の違和感ありましたね。しかしそこがいい(笑)男も女も楽しめるフワちゃんがよく表れておりました。そりゃ金子もフワちゃんが「男の子で良かった」って言っちゃうわ。2倍楽しめるんだから!
金子はなんというか、いいやつでしたね。多分、女の子と付き合ったら物足りない男なんだけど、いいやつだからこそフラットにフワちゃんを見ることができて、男の子のフワちゃんも女の子のフワちゃんも好きで、フワちゃんにとっては愛し愛されの具合がちょうどいい。どっちもやれるしね!(そればっかりか(笑)でも2人にはきっと大事!)
多分、フィフティフィフティなリバだったらあんまり心惹かれなかったかも。金子がフワちゃんをすべて受け入れ、さらにフワちゃんのことが欲しい!という展開だったから良かったように思います。多分8:2くらいでフワちゃんがタチ。この塩梅を分かってほしい…。
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