このレビューはネタバレを含みます▼
今出ている2作とも拝読しました。個人的には天球儀の海が大大大好きでした。良かったら良かったしか言えなくなる人間なのですが、めちゃくちゃ良かった。本当に良かったです。今まで読んできた商業のBL小説の中で一番の作品になりました。
真実に気付いてからは何処までも献身的で深く重い愛に涙が止まりませんでした。受けから攻めへの愛も攻めから受けへの愛も好きな方へおすすめです。なんて言ったって「坊ちゃん(攻め)の為に死ねる!嬉しい!」って場面から始まりますからね。まあその後にまたでっっっっっっっかい愛を見せつけられるんですけども…
痛い描写はありますが、私は納得出来ましたし、寧ろそこまでの愛なのか…と涙しました。辛かっただろうに。優しくしたかっただろうに。
両作共に戦争について、何十年も前のことをどれ程調べて書かれたんだろう…と感動してしまうほどしっかりその時代を取り入れた作品です。これからどれだけ時が経っても色んな人に読んで欲しいと思いました。ローレライの感想は省きましたが(また長くなってしまうで)どちらも本当に良い作品です。是非読んでください。
私も次の作品を心待ちにしています。