高潔なヒロインと低俗な世界





2024年6月22日
ヒロインがすごい人格者...。高潔、聡明、凛とした強さで自分の正義を守り抜く勇気、の割に大変おおらかで寛容。ゆったりとした懐の深さ。まるで出来の悪い弟か息子のような婚約者を温かく見守りさりげなくリードする。威厳ある為政者のようであり、温かい母のようであり、自由な少女のようでもある。そんな人格者が主人公な割に、世界があまりに低俗。闇魔術への差別、偏見がすごく不快だった。酷い割に中身がなく薄っぺら。何の信念もない暴言。この作者さんって「正しさ」をこんなに丁寧に作り上げるのに、その周辺の「悪」をなぜこんなに稚拙に描くの。悪にももう少し筋通してくれ

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