このレビューはネタバレを含みます▼
血の轍。終わってしまったときはとてつもない喪失感でしたがもうめちゃくちゃ好きな作品です。
でもこの作品のことを『好き』って表現するのが正しいのか分かりません。。
これって押見先生に起きた事実なのか?事実が落とし込まれているのか?その辺りは分かりませんが誰かの痛みがおそらくそこには確かにあったのではないかと感じます。救いがあってほしいと祈る気持ちでずっと読んでました。
母親って凄い大きすぎるというか、、そこから人は生まれてくるんだし自我とは絶対切り離せない存在だと思います。ただそれが、どういうことなのか。。どうあるのが良いのか。。それをめちゃくちゃ考えさせられました。
押見修造先生とっても大好きです。人間の内側にある形の無いもの、言葉に表せないものを描いてくれている事が多い気がして読まずにいられません。
母親となった今、この血の轍が1番好きな?作品です。
やっぱり救いがあったと信じたいです。。
救いなのか?解放なのか???