オオカミ様の一途な暴愛【単行本版/電子特装版小冊子付き】
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オオカミ様の一途な暴愛【単行本版/電子特装版小冊子付き】

あぶく

続編・結婚して2年後のお話です

ネタバレ
2024年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻では、子作り~子育てがメインテーマ。
子作りエッチがエロ過ぎて笑えます。
こんなの絶対妊娠するって言った次のページですでに妊娠してました(笑)

今まで結構オメガバースの妊娠出産を見てきたと思っていましたが、これだけお腹が大きくなっている描写は初めてかもしれません。
今まではあまりお腹が目立たない人たちが多かった気がします。
結構新鮮でした。

妊娠中の悩みだとか(足の爪が切れないとか細かいことなども)、親と子の種族が違うことで、再び異種族での婚姻の難しさにぶつかったりなど、思ったよりしっかり丁寧に描かれています。
ただ、妊娠出産子育てが嫌いなわけじゃないけれど、ここをメインのテーマにもってこられると、一気に萌えは消え去るんですよね…。
その後さらに時が流れ、妹(人間)が生まれ、その子が獣耳のカチューシャをするエピソードはとても良かったのですが、別にこれをBLで読みたかったわけでもなく。

そして今回も微妙に気になる点がいくつか散りばめられています。

ヤマトって兄弟校の教師だと思っていたのに、いつの間にか同じ職場になってる?
転任したの?
この作品、こういう細かいところの説明を端折っている気がします。
私みたいに気になる人は気になるのですが。

あと、2巻目にしてようやくヤマトの苗字が判明。
なぜ今までまったく出てこなかったのか。
実は1巻からヤマトって苗字なの? 名前なの? と悩んでいたので、個人的には出てきてくれて良かった(笑)

小冊子は温泉エッチ。
こういうので良いんだよの典型例のような、エロエロ内容が無いよう。
本編が家族愛的なほのぼの路線だったので、逆に振り切ってくれたのは良かったです。
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